2011年01月04日

ブルトン語が絶滅の危機!

フランス、ブルターニュ地方で話されている言語、ブルトン語が消滅する・・・?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110103-00000009-cnn-int

ブルターニュ地方というと、モンサンミッシェルのある北部です。
ここは昔はイギリスだったということもあり、文化的背景としてはフランスとはかなり違うものを持っています。
日本ではちょっと想像しにくいのですが、EUの中にはある国家に属していながら、独特の文化を持ち、言語を使っている地方もたくさんあります。

その典型は、国家を持たない集団、ロマです。
日本ではジプシーと言う方がわかりやすいかもしれませんが、国家を持たないので、勿論パスポートもなく、定住することを嫌い、自由に放浪することで知られている民族です。

それ以外にもフランスとスペインの国境にまたがるバスク地方も独自の文化、言語を持って、それぞれの国家に組みすることをよしとせず、独立に向けて強固に戦っています。

アルザス地方もそうですが、自分たちをアルザス人と呼び、フランスとは一線を画しています。

単一民族国家と信じて疑わない日本人には理解しにくいことですが、自分たち独自の文化、言語が失われて行くことは悲しいことです…

*信じて疑わないと述べたのは、日本も単一民族国家ではないからです。沖縄、北海道、朝鮮と、あまり多くないにせよ、この国にも日本民族以外の民族がきちんと存在しており、それぞれの文化を守って生きています。私たちはこのことも知っておくべきだと思います。  

Posted by Jackie  at 03:28Comments(0)