2013年09月24日

風立ちぬ

“Le vent se lève, il faut tenter de vivre”

~風立ちぬ、いざ生きめやも~

ポール ヴァレリーの詩『海辺の墓地』の一節を堀辰雄が訳したものなのですが、中学生の頃から、意味もわからず、ただ響きが好きで、よく口にしていました。

今日、スタジオジブリの風立ちぬという映画を観て来たのですが、生きて!という言葉が心にしっかり入ってきました。

いろんなことが起こったとしても、それを糧に、しっかりと足を踏ん張って生きる!
その風に背中を押してもらいながら、大きく羽ばたく。

生きて!

その言葉だけで、充分なんだな。。。



大切な人の顔を見たい。
そっと手を握りたい。。。

自信が無くなって、打ちひしがれている時はそばにいたい。


風が舞うように、色んな事が頭に浮かんでいるようで、一つのことだけが心に残った、そんな映画でした。

久しぶりに堀辰雄の風立ちぬを読みなおしたくなりました。  

Posted by Jackie  at 22:35Comments(0)